秦野の住宅

プライバシーを確保しながら、庭との一体感が生まれる家

広い敷地に対して、建物をゆるい角度で折り曲げることで、道路からの視線を遮る「プライバシーのある庭」と、外とのつながりを保つ「オープンな庭」という2つの庭の役割を持たせました。

玄関を入るとすぐ右側には、来客時にそのまま客間として使える和室があります。和室は床レベルを40cm上げているので、靴のまま座って、玄関でおしゃべりも可能。和室は、リビング、ダイニングの中心に位置するため、どの部屋からも座れってコミュニケーションを取れる場となっています。
また、リビング、ダイニング、和室は、障子をすべて開けると空間がつながり、逆に、すべて閉めると障子が壁の役割となり視線が切れるため、目的や用途によって使い分けが可能となります。さらに、リビングを吹き抜けにして、ダイニングとの天井高を変えることにより、空間の質を変えています。

吹き抜けで空間がつながる2階のテラスは、壁で囲まれているため、完全なプライバシーを確保。1階を家族の集う空間、2階をプライバシー性の高い空間としています。

リビングとダイニングから「プライバシーのある庭」に向けてテラスを設けて、庭との一体感が生まれる家になっています。

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Data

所在地/神奈川県秦野市
敷地面積/401.08m2
建築面積/93.09m2
延床面積/157.47m2
1階床面積/86.40m2
2階床面積/71.07m2

構造/木造2階建て
竣工/2016年
用途地域/準工業地域
防火地域/法22条地域
用途/一般住宅