青葉台の住宅

2017年11月2日 houses

外観からは想像できない、ユニークな動線を持つ家。

この敷地は、青葉台駅から少し離れた閑静な住宅地にあります。周辺の土地は坂が多く、この住宅も坂の中腹にあるため、その敷地条件を生かし、眺めの良い２階をLDK、１階を寝室としました。

玄関から入ると、1階には細長い土間空間が広がります。横には縁側を設けて、外から室内に入っても、半屋外的に感じることができます。土間の左右両サイドで、大人と子ども達の寝室兼居住空間を分けて確保しております。それぞれの寝室の引戸を開けることで、寝室と土間が一体的に利用でき、土間を中心として、家族が集まれる場となっています。

また、寝室からハシゴを使って２階に行けるようにすることで、子ども達の第２の動線としても役立つとともに、自由に行き来できる楽しさもあります。

２階LDKは床仕上げを畳とし、床から40cm上げました。その目的は、ダイニングテーブルの椅子としても利用できるためです。さらに、建ぺい率、容積率の関係で、LDKを大きくできなかったため、コンパクトに使えるようにするためでもあります。

内装は随所に和のテイストをさりげなく盛り込み、上品かつシンプルに仕上げ、洋風な室内とも絶妙にマッチしています。

目の前の公園に向けて横長の開口を設け、公園の緑を見ながら家族でくつろげる空間としています。