町屋の住宅

2017年11月1日 houses

秀逸な和のデザイン
自然素材を生かした木の家。

周りの建物が密集しており、昔ながらの下町の風情が残っている敷地での、建て替えの計画でした。この住宅は、若夫婦を中心とした４世帯７人が暮らす住宅となります。施主様の要望は、既存建物にある古い建具や木材、照明を再利用することと、年に１回御神輿祭りがあり、その日に30人ほどの仲間を集められる部屋を確保することでした。

１階には皆が集まるLDKを２つ、２階は４世帯が暮らす寝室、そして屋根裏を収納スペースという構成にしました。１階の２つのLDKは、建具で仕切る形とし、建具を開ける事で２つのLDKが一体化して利用できるようにしました。

自然素材の良さを生かした室内は、隅々まで美しさを追求しました。もともとあった古い建具や木材が、新しい建物と融合することで、さらなる価値が加わり、この建物をより魅力的にしています。

見た目だけではなく、採光や風通しなども十分に考慮し、とても暮らしやすい設計になっております。住む人はもちろん、訪れる人の気持ちもあたたかくしてくれる、そんな家です。